#33 「女優ナナの宝石」

まずトレビル邸にて、四銃士と隊長。地図を見ながら、鉄仮面に襲われたところをチェックしています。確認できるだけで4箇所も!
鉄仮面は手強そうであるため、単独行動は謹んで捜査をせよと隊長より。この2つ後の回で、ダルは見事単独行動取っちゃいますねー。

さて、ボナシューさん家にお客さんです。ど、ど派手な馬車!ものすっごく派手ですねー!
お客さんはパリで一番人気の美人女優、ナナ・ベルナール。コンスタンスは覚えていないと話しますが…記憶を失ってから半年経ってるんですよね?その半年間で、有名女優ナナベルナールの名前を耳にする機会、まったく無かったのでしょうか???
寸法を取るときに、体に触られるのが嫌なのだそうです。それで、触らず寸法を取れるスゴ腕ボナシューさんのところに来たと。
…ん?じゃあ今まで、ナナはどうやって寸法を取っていたのでしょうか??(ボナシュー宅に来たのは初めてっぽいですし。)
ボナシューさん、「お客様のお気に召さぬ事をしないのが、商売の秘訣」なんですって!さすが親方、立派なお方です。さすが、王宮に出入りできる一流の仕立て屋職人ですな。
灯台下暗し、泥棒に狙われないように、宝石を服に縫いつけてほしいと言うナナ。宝石箱をボナシューさんに見せますが、あまりに沢山の宝石だったため、ボナシューさん、凄くびっくりしています(笑)。

ナナにお芝居の招待状を貰ったボナシューさん。ポン、とコンスタンスにあげたのは、芝居にご興味がないためか、ダル&コンスに譲るためだったのか。
子どもだからとフラれたジャン。いじけてお肉を食べる顔が凄く可愛いです。
ダル、芝居に興味がある様子。わー、ダル&コンス、デートですね!(これでコンスの記憶が戻っていれば、もっと良かったのですが。)

観劇にやって来たダル&コンス。「へー、これが芝居小屋かあ」ときょろきょろしている、おぼのりさんのダルがイイです(笑)。コンスには「みっともないわよ」と言われ(笑)。
と、バルコニー席にマンソンと座る、ミレディーさん!宝石たんまり持ってるナナも、金銭強奪ターゲットですね。
ここのミレディーさんのアップ、綺麗!すっごく綺麗です!(今更ですが、この回の作画監督は辻さんでしたね!)美しい…。
隣りの席のおじさんに、バルコニー席の客(マンソン&ミレディー)について尋ねるダル。
このおじさん、今後のアニ三展開に対して素晴らしい、ナイスな見解を下さった方だと思います。「鉄仮面のお陰でもうけたのはあの男(マンソン)だけだ」「鉄仮面が塩を盗んだから我々は損をしたが、マンソンは大儲けをした」って、凄く重要なヒントだと思います。実は湯山監督or久保田プロデューサー??(笑)

お花を持って、ナナの楽屋を訪れるミレディーさん。
ここでノックをしようとして、止めて、ノックせず入ってますが、わたくし、これがどんな意味なのか分かっていません…。ナナがいないと思ったから??
楽屋でお仕事をしているミミちゃん、可愛いですよね。
さてさてミレディーさんのお帽子姿って、この回限定じゃないですか!?とってもお似合いですし、もっともっと見たかったです!

舞台もラストシーン。どうやら、悲しい恋の果てに、自らの命を絶ってしまった女性…という役を演じきったらしいナナ。
とても悲しい終わり方、だったと思うんですけど……観客全員、「イエーイ!」「ウオー!」「ブラボー!」「いいぞいいぞー!」といった感じで、満面の笑みで拍手してるのなんでですか!?誰一人としてしんみりしてない!(笑)
全然知識無くって知らないのですが、当時のパリの観劇ってそういうものなのでしょうか???見事演じきったナナに対する声援、という事なのでしょうけど…それにしても、誰か一人涙するとかなんとかさあ(笑)。

楽屋に戻ったナナ。このシーン、ナナvsミレディー、美人対決!とか思って見てます。辻さんによる美女が二人も!
ファサッと髪を解くナナも綺麗ですけど、ナナから巧みに宝石の事を聞きだすミレディーさんもお美しい。このシーンの、平野さんの話し方も大好きです!
ミレディーさんの話術に乗せられ、あっさり宝石の話をしちゃうナナ。あーあ(笑)。
そして、その直後にダルタニャンが楽屋のドアをノック!ああ、もう30秒早かったら!
ダルタニャン、顔面に香水直撃!これはキツイ!顔を洗ってからの、「ぶはあ」なギャグ顔がヒドい(笑)。
しかし、ダルが来た時のミレディーさんがまた…。声を聞いた途端に「あの声は!」というナイスリアクションです!
そして、ダルが顔を洗っている背後を静かに通ってから、ドアを全部閉める前にダルの姿を見ているところとか…。会いたかったんですよね、心のどこかでそう思ってたんですよね、ミレディーさん!?

銃士隊詰め所にて、ナナの芝居にマンソンが来ていた件を、三銃士に話すダルです。机に座りながら考える横顔のポルトスが格好良いです。見惚れます。
マンソンと一緒にいた女が、ナナの楽屋にいたのは確かだと。何故なら、ナナの香水の匂いと違う匂いがしたから!
「おっ」「えっ」となるアトス&アラミス。キョトンなお二人(笑)。続けて、「ダルタニャンに香水の匂いが分かるのか?」とポルトス。そりゃあ分かりますとも、直撃喰らってますからね(笑)。
ここで、「あの香水は確か、ミレディーが…」だなんて言っちゃうダル。あーあーあー(笑)。即、冷静に反応する父さん(アトス)。そして、もごもごしだすダル。
ああ、ここでアトスが「生きている訳がないだろう」ってすぐ言ったのは、ダルがもごもごし出したからですね。庇ってくれてるんですねえ…やっぱりいい奴ですね、アトス。

さあ、私の大好きなシーンがやってまいりました。ミレディーさん、鉄仮面に扮して大暴れの巻!
ナナからダイヤを奪って、ジャンプするミレディーさん。腰細いですね…本物の鉄仮面はあんなに細くないと思われます。やっぱりミレディーさんだから、細く描かれたのでしょうか。
「お待ちしておりました、銃士の皆様!」と、劇場にやってきた銃士隊…4人だけ!?他の隊員は!?(涙)
天井裏へ急ぐダルタニャン&アラミス。(ここでさり気なく、ダルがもの凄いジャンプをしています)
ここで二人の前に颯爽と登場する鉄仮面(ミレディー)。足場の悪さもなんのその、縄を切るわ壁をぶち破るわ、アラミスを落とそうとするわ大活躍ですよ!見事にダルとアラミスが翻弄されてるものですから(涙)、ミレディーさんの大活躍が、なお際立っていて。
ダル、屋根まで鉄仮面を追い詰めた…と思ったら、ただのカカシ。そして劇場の外、「おあいにくさま…」と立ち去るミレディーさん。えーっと、いつ、どこで着替えたんですか!?
うわーもう、ミレディーさんやりたい放題で見ていて爽快です!完全復活じゃないですか!

一方、ボナシューさん宅。ボナシューさん、仕事中は絶対に、何が何でも入室許可を出さないんですね。ちょっとのシーンですが、ボナシューさんの職人根性を感じられました。
ドアをぶっ壊して鉄仮面(本物)登場!目的はもちろん、宝石まみれのドレスですね。あああ、ボナシューさんが蹴られちゃった!
なんとかドレスを奪って逃げるジャン、今度は机を壊された!
ドレスをコンスタンスにパスするジャン。あああ、ジャンも壁に叩きつけられて…ケガ、大丈夫かな…。
そして、鉄仮面の通行妨害をするマルト!結構喋ってから、鉄仮面に押し出されちゃいました…って事は「お嬢様はまだ嫁入り前の可愛い娘さんで〜〜」の辺りは一応聞いてたんでしょうか、鉄仮面(笑)。
二階の部屋のドアを壊す鉄仮面。どんだけ壊すんですかこの人は。
コンス、屋根へ逃げたのはマズかったですね。一生懸命頑張るも、ドレスを奪われ、屋根から突き落とされてしまいます…!
もう、ダル以外のこの家の人たち、皆やられまくりじゃないですか…。中でも、屋根から落とされたコンスが一番重症ですね。
ここでダル&三銃士がボナシュー家に駆けつけるも、時既に遅し…。この辺りで、マスクの女=ミレディーだと確信を持ってますよね、ダルタニャン。

しかし、辻さんの回だったので、全体的にダルタニャンや四銃士が格好良かったですし、ジャンもコンスタンスもマルトもミミも可愛かったです。そして、ミレディーさんとナナが綺麗でした。
あと、ボナシューさんの表情が凄く豊かでした!(笑)


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