#34 「鉄仮面を逮捕せよ」

34話です!三銃士の34話です!(…)
前回、鉄仮面に屋根から落とされ、意識を失ったコンスタンス。
ジャンが医者を連れてきました。先生、お久し振りです!無礼(笑)なジャンに対しても優しいですね。
セーヌにて、治療が終わるのをただ待つ二人。落ち込むジャンに、怒りを抑えるダルと、両者の気持ちの描写が微妙に違うんですねここ(今気付いた)。
コピーの知らせ(本当に賢いね)を聞き、全力ダッシュで家に戻る二人。意識を取り戻したコンスタンスは、記憶も戻っていた!なんだこのミラクル!おめでとう!ダル&ジャンも良かったね。
優しい先生は、頭にショックを受けて記憶を失った場合、同じようにもう一度ショックを受けると、記憶が戻ることがあると言っていたと。
不思議だなあ、どういうわけかなあ(ジャン風)。ここは突っ込んではいけないのでしょう(笑)、ともかく良かったね!

鉄仮面とマンソンが通じているのでは、と相談する四銃士&トレビル。塩を盗む→マンソン大儲けの図式がしっくりくると。
そう考えられるのを読んでいた鉄仮面&マンソン劇場in城門、開幕です(笑)。
まずはミレディーさん。「亭主にぶたれた痕がアザになって、みっともなくて仕方がないのです」って上手い言い訳、さすがです。
馬車の中にいたのはペアルックの二人組(顔も似てる。双子?)。この二人、鉄仮面部下ズ(顔を半分だけ隠し、短い剣を持ち、ターバンをなびかせてるあの集団)の誰かでしょうか。
ここで役人を眠らせる鉄仮面さん。人差し指で一瞬の内に…これどうやったんですか??催眠術?魔法??指先に薬でも塗っといた??
鉄仮面部下が扮するニセ役人に入れ替わった……と思うのですが、あれ、さっきの人と同じ顔??いや声は違うので別人(鉄仮面部下)だとは思うのですが…え、生き別れの双子???
マンソン馬車がやってくると、人々の前にさっそうと登場するは鉄仮面。太陽をバックに格好良いぞ!
10倍の税金を払えという鉄仮面さんと、拒否し馬車を出せと言うマンソンおじさん。「待てい!」と華麗に舞う鉄仮面。この人鳥的な能力があると思います。
大胆に、華麗に跳ぶ(飛ぶ?)鉄仮面。スタッと着地した直後…え、えー!?車輪が!えええー!?
いつ?どうやって?馬車に触れてないですよね、結構距離がありましたよね!?何故!?風圧!?(そうとしか考えられない) スゴいです鉄仮面。本当にチョップが強いですこの方。
体を張り、「は、はい、けっこうです…」と、汗をたっぷりかきながら迫真の演技をするマンソンもお見事です。汗すごいな!
この体を張った迫真の演技に、騙されてしまうリシュリュー閣下…。せっかくのマンソン&鉄仮面グル説をあっさり否定…。
ルイに対し、「は。何なりと、仰せ下さい」の頼もしい笑みを浮かべるリシュリュー様は、とても格好良いと思います。

一方、ボナシュー家では、ナナが宝石を弁償しろと言いにきます。「ごめんなさい、こんな事は言いたくないんだけど…」とバツが悪そうなナナ。
これ、漫画版だと開き直って「とにかく弁償してもらいますからね!」だなんて言ってるので、漫画を読んでからアニメナナを見るとちょっと好感が持てます。

鉄仮面捜査中の四銃士。「ナナのところに行ってみたんだが、あいにく留守だったんだ」というダルタニャン…。
ここ、なんだか面白いです。すれ違いというか、ナナは今貴方の家に出かけているんですよと(笑)。
ローシュフォール&護衛隊にケンカを売られたポルトス。「決闘は法律で禁止されているんだ!」と、ポルトスを止めに入るダルタニャンです。三銃士に出会った頃と比べると…成長したんだなあ…。

そしてボナシューさん……もう、なんて責任感が強い人なんでしょう。宝石が盗まれたのは、ボナシューさんのせいじゃないのに…ミレディーに喋っちゃったナナの自業自得なのに…。
そんなボナシューさんだから、マルトも「私はお給料なんて要りません、どんな事でも辛抱します」って言えるのでしょうね…。
「オイラとダルタニャンの事は心配いらないよ」と、涙をぬぐいながらボナシューやコンスタンスを気遣うジャン。なんて良い子なんだろう。

そして、引っ越し当日。
それまで笑って気丈に過ごしていたコンスタンスですが、とうとう耐え切れず、ダルタニャンの前で爆発…。
ダ「今に僕が偉くなったら、きっとこの家を買い戻してあげるから!」
コ「ダルタニャン!」(ダルタニャンの優しさ・温かさに胸がいっぱいになって、泣きながらとびつく)
優しくダルタニャンが受け止めてくれるのも良いんですよね。
…が、以前友人と話したのですが、ひねくれた見方をすると…。
ダ「今に僕が偉くなったら、きっとこの家を買い戻してあげるから!」
コ(ダルタニャンは偉くなれる見込みなんてないもの、この家が買い戻される事は決して有り得ないんだわ!/悲)
コ「ダルタニャン!」(もはや絶望しか見えず、寝言は寝て言えと泣きながらとびつく)
……いや、絶対違うと思いますけど。でも↑と同じ事考えた方、いらっしゃいませんかー??
そこにうっかりやって着てしまった「ダルタニャー……あ゛ーっ!」「そんじゃあごゆっくりー!」のジャン、何度見てもイイです(笑)

いよいよお引越し。ああー、マルトとはお別れですね…寂しいなあ……。ここでいつまでも見送っているマルト…。
「これから、どんな運命が待ち受けているのでしょうか」というナレーションと、どんよりとした空。
「その内良いこともあるさ!」とコンスを元気づけていたダルですが、残念な事に試練はまだまだ続きますね…。


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