#29 「ノートルダムの大鐘」

まずリシュリュー様の書斎から。ダルタニャンをしとめたと報告するミレディーさん。ミレディーさんにしては珍しく、ちゃんと確認してなかったんですね。ダルをしとめるのに対して、もう躍起になっていて、ある意味冷静さを欠いている部分もあったのかなあ…。
ロー様より、ダル達の命は助かったとの知らせが。まだご褒美が貰えないミレディーさんです。

意識の戻ったダル、痛む頭を押さえながら隣の部屋のコンスの元へ。いつもの元気で明るくて、神経の図太い主人公じゃあないですね。
意識の戻らないコンスを目の当たりにして、愕然とする表情を見せたかと思えば、「こんな事をした奴は必ず見つけだして、生かしてはおかないからな…!」と、怒りに震え。ダルらしくないというか、辛い展開です。
お見舞いにきた親方の証言で、ミレディーが犯人だと確信したダルタニャン。この親方さんも被害者ですよね…この後ミレディーは逮捕出来なかった訳ですが、まさか親方のせいになったりとかしてないでしょうか、心配です。

さて、「ダルタニャンとコンスタンスが事故にあったそうだな」 「すぐに、見舞いにいってあげなくては」と話す三銃士。
あの、昨日の出来事ですけど、今頃その会話!?のんびり過ぎませんか!?(笑)全然「すぐ」じゃない!(笑)
とか言ってたら、ダルタニャンの方から来ちゃいましたね。というか、ダルはトレビルのところへ。三銃士完全スルー。
大工の親方が証人になるから、ミレディーを逮捕させてほしいと言うダル。でも、それは難しいと。
そもそも、こういう事件の担当は護衛隊ですしね。そりゃあ難しい。
「コンスタンスは、死ぬかもしれないんですよ!」なダルに、隊長は「建物を建てかけているようなところへ、何故コンスタンスを連れて行ったのだ」と。
うーん、隊長の仰るとおりですね。暗に"冷静になれ"と言っている訳で。さすが隊長です。
三銃士(トランプ中)のところへやってきたダルタニャン、なんとかミレディーを捕まえるための知恵を借りたいと。
ダルタニャンが元気になったと知ったら、ミレディーはきっと襲ってくる。そこを捕まえれば良いのでは、とアトスより。さすが知恵者ですね!
前回は「ミレディーの復讐」でしたが、今回は「ダルタニャンの復讐」なのかもですね。

さて、コンスタンスの家に、目を光らせて野良犬を大人しくさせる、すっごい魔女のおばあさんがやってきました。
ドアのノックに「はいはーい!」と出るジャン。大怪我をしたアトスがやって来た時も、そんな感じで明るくドアを開けていたような(笑)。
まじないの力でコンスタンスを助けるというおばあさん。でも、まじないを当てにしないジャン。
あ、ここでジャンは、「生き別れになった母ちゃんに会いたくて〜〜」って言ってますね。
ああー、だから、『炎の中のジャン』で、「ジャンのお母さんが会いたがってる」と、ジャン(&コレット)を騙せたんですね、ミレディーさん!あそこ、なんでミレディーさんがジャンママの事知ってたんだろうと思ってたんですよ。
結局、ボナシューさんの鶴の一声(笑)で、まじないのおばあさんにお願いする事に。
けが人はもう一人いるハズ、というおばあさん。ダルタニャンが出かけたと聞いて「出かけた!?」と驚く声が、ちょっぴり素のミレディーさんっぽくて可愛いです。その後笑う様子とか…「面白いわね」とか思ってそうです。
まじないを待っている間、「ミレディー、ミレディー」と騒ぐコピー。せっかく知らせてくれてるのに、おとなしくしろだのと言われてて不憫…。
まじない(=水晶玉とペペのスタンバイ)が終わり、頷くようになったコンスタンス。いや、実際は頭を動かされてるだけなんですけど。見事に騙されちゃってますねー、ボナシュ−&ジャン。
コンスタンスを助けるには、コンスタンスと一緒に怪我をしたダルタニャンが、ノートルダムの大鐘のコケを取ってこないとならないようです(嘘ですけど)。コケを煎じて飲ませるそうです…う、うわあ…嘘とはいえ…。
トレビル邸に向かったジャン、三銃士にコケの事を伝えます。後々の展開から、ここに三銃士がいて良かったですね!
ダルタニャンはアンヌのところにいましたね。アンヌも、あれだけ頼りにしている心の支えのコンスが意識不明という事であれば、心配でしょうね…。
そのダルのところにやって来たジャン、コケの事を伝えます。ダルタニャン、疑いもせず快諾…。
一方、アトスはミレディーの罠だと気付いてくれました!さすが知恵者。今回のMVPはアトスだと個人的に思います。

ダルタニャン、大鐘の元へロープを伝って向かいますが、一生懸命上りきったらミレディーさんがお待ちかね!拳銃を向けられ、絶対絶命のピンチに。
ところでこのシーンのミレディーさん、私的にとにかく可愛く描かれてると思います。娘さんらしいというか(?)
ノートルダムへ駆けつけた三銃士。双眼鏡でダルのピンチを察知したMVPアトス、さすがです。さあ、三銃士の全力ダッシュが始まります。
結構最初の時点で、ポルトスの走行速度が他の2人より遅い!(笑)息切れしちゃったポルトスに、「ここで鐘を鳴らしてくれ」とMVPアトス。あれだけの大音量でガンガンに鳴らせたのも、ポルトスの力のお陰ですな。お陰でダルは、なんとか拳銃から逃れられました。
ミレディーさんと銃士たちの追いかけっこです。ここのミレディーさんの走り方、可愛いんですけど!手の動きとか。
用意周到なミレディーさん、なんとハンググライダーをセットしておりました。そのグライダーにダルタニャンのスーパージャンプ!よく間に合った!(笑)
セーヌ川に落ちた二人。水中をコミカルな表情で泳ぐダルタニャンと対照的に、美しい表情で華麗に泳ぐミレディーさんです。あ、でも水から上がった時のダルは、カッコカワイイと思いました。
しかしまあ、あのドレス着たままザバザバと泳ぐミレディーさん、凄いなあ……そうか、この方、ドーバー海峡もフルスピードで泳いでるんですよね(想像)。
陸に上がったら、銃士&ジャンに囲まれてしまったミレディーさん。取り敢えずは観念(?)したようですが…。
コンスタンスも、実際はまじないをかけられた訳ではないですし。まだまだ暗い展開が続きますね…。


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