#25 「ドーバーの嵐」

ダルの、「船長の食事を荒らすなよ」の一声で顔つきが変わったロシナンテ。人語に変換すると、「ばかやろ、ミレディーがいるんだよのんきにしてんじゃないよ」といったとこでしょうか。
その様子をペペが笑ってます。悔しー!でもペペが可愛いから許す(笑)。

パリにて、王宮へ行くボナシューを迎えに来たコンスタンス。そのコンスの護衛として三銃士も一緒です。
このアトスの台詞が個人的に面白いです。コンスのためにありがとうと言うボナシューさんに、「我々は王妃様に頼まれたトレビル隊長の命令で、護衛の任務に就いているだけだ」と返すのですが…。
なんかこれ、聞こえ方によっては「仕事でやってるだけだ。でなきゃ護衛なんざやってられん」と捉えられ…ないでしょうか、私の解釈がひねくれてるだけでしょうか(笑)。

そして、ミレディーさんが取ったダイヤ、リシュリュー→ルイのところに渡っちゃいました。
リシュリューに吹き込まれて、ルイのアンヌに対する不信感がぐんぐんと…。微笑ましいラブラブ夫婦がー。
ここでリシュリュー&ルイが、何故アンヌとバッキンが内通してるとマズいのかとかを、詳しく丁寧に説明してくれてます。視聴者の坊っちゃん嬢ちゃん向けとみた(笑/ひねくれ?その2)。

アンヌのドレスも完成したところで、お怒り陛下がご登場です。
「夫が妻の部屋に入るのに一々断る必要はないだろう」と、わざわざ"夫"とか"妻"って言葉を使ってるあたりから、もうバッキンに怒り心頭ですね。
この超険悪な雰囲気で、ダイヤの修理を「まだでございます!」と助けるコンス。賢いし、えらい!


ドーバー海峡にて、雷の音に驚くダルダルダル。
前触れのない嵐は珍しく、海神ネプチューンの怒っているのかもと。で、その怒りを静めるためには、女を沈めないとならないそうです。
船底でも、ミレディーさんが首飾りを奪うチャンスを伺ってます。「何も怖がることはないのよ」とぺぺを優しく抱きしめてます…ペペになりたいと思った視聴者は多かったんじゃなかろうか(笑)。
そして、いつの間にか捕らえられたコピー。負傷してるから逃げられなかったんだねー。
ここでまさかの真実発覚。コピーがメスだった!これ、アラミスが女性だった、よりもびっくりです(笑)。
「みんな勇気を出して各自の持ち場で、ベストを尽くせ!」と船長。別にコピーを捕まえなくても、そのまま頑張れば良かったんじゃ(笑)。
なんとかコピーを奪い返したダル。船員に囲まれ大ピンチですが、「それなら、この剣が相手だ!」と剣を抜く演出が格好良いです。その後、よろめいちゃってますけど(笑)。
よろめくダルを、船長「危ない!」 船員「そのまま落としてしまえ!」 船長「やめろ!」 と言ってるので、船長の狙いはコピーのみだったとハッキリ分かりますね。船員はダルもろとも落とそうとしますが。
ここのダルのロープアクションは格好良い!そしてミレディーを見つけたコピー、エライ!
「捕まえろ!」とミレディーさんを捕らえようと?しますが、ミレディーさん無視。船員達、完全に空気になってます。
ここでダルタニャンVSミレディーですが、今回はちゃんとペペも応戦してます。相手はナイフなので、ダルのほうがやや有利なのですが、ぺぺの応戦&ミレディーさんの剣さばきも素晴らしいので、なかなか勝負がつかず。
ここで、ロシナンテとペペのプチ対決もあり(笑)。自由が利かないロシナンテが不憫(笑)。
追い詰められたダル。ここで大波が船に!バランスを崩して船から落ちそうになるミレディーさんを、ダルが助けます。アニ三の中でもここは名シーンだなと思ってます。
ミレディーさんはもちろん、優しいダルに襲い掛かります。「……やってみな」はシビれます!
ロシナンテは馬質に。とことん、ツイてない…。
ここで運よく(?)落雷により柱が一本倒れて、ミレディーさんが海へ!すぐ後を追うペペはやっぱり健気です。

「おかげさまで嵐も静まりました」と、ダルに礼を言うネルソン船長。
いやあの、嵐が静まったのは天候の……(笑)。いや、女性を海へ落としてネプチューンの怒りを沈めた、としても、この場合はダルと言うより落雷のおか……や、何も言うまい。よくやった、よくやったよダルダルダル。(ひねくれ?その3)
もうすぐたどり着くフランスを見つめるダルの顔が精悍で良いです(この回は辻さんが作画監督ですね)。気付けばもう、第3話あたりで見せていた生意気さはどこへやら。


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