#23 「ロンドン塔脱獄」

ダイヤが一つ足りなくなってしまったという事で、バッキンさんはロンドンNo.1細工師のオレイリーを呼びました。
通常1週間かかる作業を3日で仕上げて下さいと言われ、「かしこまりました!」とオレイリーさん。頼もしい!
と思っていたら、少し照れながら「女房の手料理でないと、仕事をする元気がでませんので…」と仰るじゃないですか。可愛いです(笑)。

そしてあの大烏、もうパリに着きました。
手紙の「あなたのミレディー」とのシメ、「お前の仇は必ずとってやる!」なリシュリュー。ビジネスライクなだけの関係じゃなかったんですね、この二人。それが後半の鉄仮面編では…あんれまあ。
「私の働きを認めるなら、生意気なコンスタンスを罰して下さい」という、憎しみに満ちたお願いがミレディーさんらしいというか。ロンドンから帰ってきてからは自らコンスの命を狙ってましたしね。

さて、ロンドン塔で毒を飲むミレディーさん。この時の苦しみ方が壮絶過ぎて、初見の視聴者は相当驚いたんじゃないでしょうか。ペペも素で驚いてるみたいです。
…って、ミレディーさんが苦しんでる間に、かなりダイヤ作成が進んでますな。オレイリーさん凄い!
そして、可愛い奥さん・ジェーンがご飯を持ってきました。見るからにお料理他、家事全般上手そうな可愛い妻ですね。
ラブラブ夫婦が食事に行った後、ミレディーが死んだと聞くバッキン&ダル。バッキンはすんなり信じてましたね(笑)。
ダルは、信じられないという驚きもあったのでしょうが、「ミレディー…」の呟きが…。敵ながら、何か惹かれるところもあった間柄なんだなーとか色々考えさせられちゃいます。

その死んではいない、仮死状態のミレディーさん、川に投げ入れられてしまいます。ペペが、ペペが…!もう敵ながらなんて健気で賢い子なんでしょうか。
水面へ泳ぎながら、気を失ったペペへ手を伸ばし抱きしめるミレディーさん。スカートもフワっとしていて、このシーンなんか好きです。
全国のミレディーさんファン、一安心のシーンですねー!

ああ、ボナシューさんが連行されちゃいました。ここで必死に抵抗し、投げつけられるジャン…。ペペじゃないけど、この子も主人(とは違う?)に対して忠実というか健気というか…。
コンス&アンヌに知らせに行くジャン。でも、すぐには助けられないという事で、怒りをアンヌにぶつけてしまいますね。ジャンは元々王侯貴族に対して嫌悪感を抱いている子だから、それもあったのでしょうけど…。
「そのダルタニャンは王妃様のためにイギリスに行ってるんだろ!」「だからわたくしに、どうにかしろと言うの?」のアンヌの返しは、カチンとしていたご様子とはいえ、若干大人気ない気もします(笑)。
で、アンヌはアテにならんとバッサリ切ったジャン。三銃士に相談しに行きますが、ああ、三人とも優しいなあ…。腹黒いリシュリューの狙いを知ってから助けに行かないと、と順序だてて優しく説明してくれてます。ジャンも少しずつ納得。
個人的に「イザとなったら腕ずくでもボナシューを取りかえす」と言うポルトスが素敵です。イザとなったら強行突破!って、この方の基本だと思う(笑)。
一方、捕らえられたボナシューの元に、マスクを付けて現れたリシュリュー。最初、パ、パンダ!?とか思ってしまってすみません閣下。
娘が疑われていると知り、「一生牢獄」とか絶望的な言葉を叩きつけられても尚、コンスを庇うボナシューさんが…ああ、お父さん……。ボナシュー親子の家族愛エピソードは好きです…が、早く、早く助けて三銃士!

ミレディーさんのリサーチ早!リサーチ?カン?か分かりませんが、もうジェーンさんを捕まえてます。
宮殿では、ダイヤの首飾りが完成してました。さあさあ、「コンスタンス、すぐに届けるからな」と、一刻も早くパリへ持ち帰りたいダルタニャンですが…。
ここで久々に面白バッキンパワー全開!です。「首飾りの完成を祝って乾杯しよう。ダイヤ(アンヌ)とお別れ言う時間くれ」ですって。えーと、この前の舞踏会でお別れを伝えたんじゃあなかったんでしたっけ?
そこに、催眠術をかけられたジェーンさんが。首飾りを見せろと。そして、今までのあの可愛らしい話し方から一変「こんなもののために、あたしは亭主と離れて暮らさなければならなかったのかい!」とドスの効いた激しいトーン。これは催眠術のせいというより…彼女の本音だったのかな、とか思ってしまいます。
それをなんだか、のほほんっとした表情で聞いてるバッキン。あなたって人は…(笑)。
怒りの気持ちをこめたのか、ジェーン、首飾りを外へぶん投げます。ささっとペペが持っていき、ダルはすぐコピーを追わせます。んで、ダルはそのコピーの後を。
閉まっている門の隙間から逃げるペペ。空を飛ぶコピー。ダルはどうするの?と思いましたが、そうか、ロシナンテがいたんだ!(笑)軽々とスーパージャンプで塀を越えちゃいました。
大変、コピーが撃たれた!と思ったら、命に別状はないようで。とはいえ大分痛そう。先にペペを追ったロシナンテを探して走るダルですが、その腕に抱えられてる、コピーの表情がもう!ちょっとだけもらい泣きしそうになりました。(いや本当に) 偉いよ、コピー。あんたも健気だよ。

舞踏会はなんと明日の夜だそうです。ああ、これも全て、乾杯したいとか言うからー!(またこのシメ)


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