#1 「象のいるパリ」

17世紀前半のフランス、ワインの産地として有名なボルドーの南・ガスコーニュから物語が始まります。
殿様の息子ジョルジュvsダルタニャン。ダルタニャン身が軽いですね。
ジョルジュが牛に乗ってしまい(?)助けてくれーなシーンの、ジョルジュ取り巻きの「若様ー、ジョルジュ様ー」が見事なユニゾンですよね。コレ見る度気になります。
このダル服って、この第1話でしか見られない気が…。赤ダルタニャンと同じくらい貴重なんですね。
ジョルジュに嘘吐き呼ばわりされ、ダルタニャン家の名誉のために戦ったというダル。貴族の誇りを持ってるんだなあと思いました。じいちゃん思わず涙。

本物の象を見るためにパリへ向かうことを決めるダル。思い立ったら即行動ですね。
帽子とへそくりと傷薬を渡すカトリーヌばあちゃん。「本当はへそくりと一緒にずっと隠しておきたかったんだけどねえ……」とか、ダルを見送った後……とか…!家族愛も良いですよね。

舞台はパリへ。コンスとジャンが初めて出会います。
23の母親に間違えられたのを「失礼ね!」というコンス。この時代、16才と23才差は、今の感覚と全然違ったんでしょうね。
「商売の邪魔をする象を追い払う」と、象の前でコショウを振りまくジャン。ぺぺはここで既に登場してたんですね。象使いと一緒にくしゃみをする様が可愛らしいです。

一方、象の元へたどり着けないダルタニャンは屋根の上からパリの街を見て、「迷路だよなあ……」と呟いてますね。
素朴な疑問ですが、彼はどうやって登ったんでしょうか??(「ラブレターの罠」でも登ってましたね)
井戸端会議中のおじさんに、広場の場所を教えてもらって、喜んで向かうダルタニャン。そしてコンスと出会う訳ですが、あのおじさんが「(広場は)まっすぐ行って右だ」と、あの絶妙なタイミングで教えてくれたからこそ、ダル&コンスはあの曲がり角の出会いだったんだなー、なんて思いました。
そして、ダルに「ケガは無かった?」と聞かれた時、コンスが「ええ……大丈夫です」なんてしんみり答える女の子だったら、きっとダルも一目惚れはしなかったんでしょうね。
(人によって解釈は違うと思いますが、私はダル→コンスは一目惚れだと思っています。)

ダルタニャンは広場についたものの、象は既に居らず…。ここでダルとジャンの出会いですね。
「見てよ、今日のオイラの稼ぎ、これっぽっち」
「そんなことより、象はどこだ!?」
ココがなんだかツボです。ジャンの稼ぎ<象 のダル。まあ、しょうがないと思いますが。

第1話のラストシーンで、象と遭遇したダル。初回だから当たり前といえばそうですが、色んな人と出会いましたねー。
夕暮れ時とBGMと象の歩行速度がマッチしていて良いですねー。(アレ、サントラに入っている曲ではないですよね?)
背景なんかも(ガスコーニュが特に好きです)、流石に気合入りまくりの回でしたね。

次回予告は、海外プロモ映像。で、次回内容も話しているジャン。
映像と内容がかみあってない(笑)。第2話のどこを探しても、自転車ダルや雨の中のダル&ジャンは出てきませんよー。


≪鉄仮面を追え「ダルタニャン物語」より  #2「ロンドンからの手紙」≫