#13 「スパイは誰だ」

お騒がせバッキンを助けた翌日です。ダルとジャンはどこへ行くのでしょう??
ここで、ジャン、りんごを盗んでますな…。護衛隊にちょっとにらまれるダル。段々顔も割れてきたようで。

バッキンのお帰りです。「王妃様のダイヤの輝きにも似た、その瞳の光が、わたくしの行く手を照らして下さるでしょう」の台詞に、アンヌはややポカーン、リシュリューは「フン!キザな事をほざきおって!」です。私はリシュリュー閣下に大賛成です(笑)。バッキン、リシュリューにも聞こえるほど大きい声で言っていたのでしたら、ルイにもキザな台詞がばっちり聞こえていた訳ですね…。言った後のバッキンのドヤ顔(笑)が面白い。

一方、ビリヤードを楽しむミレディー達。さりげなく(いや露骨か?)、バッキンを捕まえられなかったのはローシュフォールのせいだと言うミレディー。ロー様、笑ってごまかしてる場合じゃないよ!
そこへ、コピーが朗報をもってきますね。ここでコピーに餌をあげるミレディーさんが飛び切り美しいです。この回は、コンスもいつもより可愛く描かれてて、アンヌもかなりべっぴんさんで良いですね。(作画監督が辻さんだからか)
バッキンを送り終えた銃士隊。バッキンに、ダルへの伝言を頼まれた隊長ですが、昨日の事を知らないためはてなマークが飛んでました。
それから、トレビル屋敷にて。まじめに働くダルに隊長のお呼び出しが。ポルトスが根拠無く「叱られるに決まってるさ」なんて言うもんだから、入るなりダルは謝ってます。「僕もなんだか分からないのです。とにかく申し訳ありませんでした」なんていう支離滅裂な謝罪に、いつも笑ってしまいます。
バッキンの伝言と聞き、「ああ、その事ですか」と隊長の机に右手を突き、左手に腰を当てるダル。若干無礼な気もしないでもないです。(当時のフランスだと違うのかしら?)
「隠さずに話してもらおうか!」という隊長に一瞬たじろくダルが、その後すぐキリっとした表情になるのが格好良いです。ダルの心配は無用であり、隊長も承知してましたね。こっそり「王妃様の…」と言う隊長がなんだかちょっと可愛らしいです。
昨日の事を隊長に熱弁するダル。隊長から、いざという時国王達が逃げられるように作った抜け道と聞かされます。鉄仮面編で役立ちますね。
そして、叱られるどころか褒められたダル。良かったねー。

リシュリューのバッキン&アンヌ話に辟易するルイ。ダイヤの首飾りの事を聞かされます。
その後、チェスで楽しむ国王夫妻。舞踏会にて、ダイヤの首飾りを着けろと言われてびっくりするアンヌ&コンス。明らかに動揺しちゃってます。
そして、疑われるコンスですね。確かに、首飾りについて知ってるのはコンスだけですからねー。コンスは裏切るような娘とは到底思えないけど、他に該当者はいない訳で…。まさかオウムがやったとは思えないでしょうしね。やっぱりミレディーさんは凄いなあ。そして、川辺で佇むコンスが切ないです。

ボナシュー家にて、コンスの容疑を晴らそうと考える3人。同じポーズで考えるダル&ジャンが、なんだか本当の兄弟みたいです。
ダル達が昨夜ミレディーといたコピーを見た事と、アンヌがコピーを飼っている事から、コピーが犯人(犯鳥?)であると考えついた3人。「コンスタンスがスパイじゃないって事が、見事に証明できるぞ!」といわれた後、やっと笑顔になるコンスタンス。この笑顔が超可愛いのです。

コンス冤罪大作戦です。バッキンがダイヤの首飾りを返したという嘘の情報をコピーに聞かせるコンスタンス。合図を見たダル&ジャンが、コピーの後を追いかけます。向かった先はリシュリューの屋敷。コピーがスパイだとダルは確信を持ちますね。
リシュリュー邸に潜伏するダルタニャン&ジャン。コピーがスパイだとハッキリしました。
ジャンの口笛上手いですね。絶対音感あるでしょー!?フラっとやってきたコピーをとっつかまえます。
コピーを連れて逃げるジャンを追う伯爵の前に、赤いダルタニャンが立ちふさがります。「名を名乗れ!」ってロー様、どこからどうみてもダルタニャンでしょう…。
木の枝を使った、ダルのアクロバットなアクションが格好良いです。伯爵、背中を蹴られて顎を強打したり、顔面蹴られたり、水没させられたり、ロクな目にあってない…せっかくミレディーが銃を向けたのに、ダルに盾にされちゃってますし(笑)。「きゃあ」っていう悲鳴がかわいい。
(顎強打は、ダルタニャンの引っ越しの回でもありましたよね…。)
挙句、「邪魔よ、どいて!」とミレディーに吹っ飛ばされるし、曲者は逃すし。最後、涙流してますよね…哀れ…。
脱出成功したダル。コピーが意外に大人しく待ってましたね。

ルーブル宮殿・アンヌのお部屋にて。ジャンの口笛で、コピーが「バッキンガム…ダイヤの首飾り、返してこられました」と一声。これでコンスの無実はすっきり証明されました。良かった良かった。
「王妃様のために働くのは、銃士のつとめですから」って、さりげなく自分を銃士と言ってるダル(笑)。ジャンの髪ボッサ(違)を優しく笑うアンヌ&コンス。優しい王妃さまですよね。

川辺にて、コピーに頬ずりするジャンがすごーく可愛いです。最後、コンスもコピーを可愛がってますが、初めてじゃあないですか。(これまでは、「おだまり!」と叱ったり、食事中なのに顔を指でつついたりと…)
実際にはダイヤはまだイギリスにある訳で。その不安要素はまだありますが…ひとまずは良かったですね。首飾り返却への道は、次回から本格的に始まりますねー。


≪#12「あこがれの銃士」  #14「パリ脱出」≫